“なぜむし歯が生まれたのか?”を真剣に考える歯科医院です。
生活習慣や生活環境を考える『歯科成育医療』を実践しています!
こいし歯科はこどもたちの健全な成長発育を第一の目的として診療を行っています。
なぜむし歯は生まれたのか、なぜ健全な発育ができないのか?
疾患の再発防止や健全な成長発育のために、 生活習慣や生活環境を包括的な視点からみる必要があると考えています。
歯科衛生士ブックレット Vol.2
全身に目を向けて、変わる、広がる
子どもの口腔機能を育む取り組み
著者: 小石 剛、赤井綾美、高島隆太郎、西川岳儀
クインテッセンス出版株式会社
同じ志を持つ著書4名の共作ですが、当院のこどもの治療の考え方、取り組み方をご理解いただけます。
歯科関係者向けの書籍ですが、歯科のこと、食育・呼吸・姿勢のことなど子育て中のお母様方でもわかりやすいことを意識した書籍になっております。
ぜひ子育ての参考になさってください。
院内では定価2000円(税別)の書籍を税込み2000円で販売しております。遠方の方は通販をご利用ください。
※Amazonでの購入は販売価格(定価は税込みで2420円)にご注意ください。
こどもの気持ちを考え、痛くなく楽しい治療をします。
正しい生活習慣を身に付けていただき、健康の自立を目指します。
成長発育を予測し、管理します。
出来るだけ低年齢時より継続管理をし、一生の健康増進のお手伝いをします。
むし歯予防、歯並びなどを成長に合わせて継続管理をします。
元気な輝く笑顔を守ります。
子ども達が怖くなく、安心して、楽しんで診療を受けられるように1Fの各診療ユニットの天井にTVを設置しています。
歯医者さんが初めて、不安や恐怖が強いなどで、落ち着いて診療を受けられないお子様には、アニメなどを流して楽しく安心できる空間をつくります。
でもテレビは安心のきっかけです。
だから診療に慣れて来たらテレビはおしまいです。
本当は子どもであっても歯や歯みがきの大切さ、生活習慣など、自分の健康に興味を持って診療を受けてほしいと思っています。
テレビを卒業できたら健康についてたくさんお話ししましょうね。
私たちは、テレビ以上のやさしさと楽しさで皆さんを待っていますよ☆
『時間軸からこどもを考える』 無理な治療はせず、練習を行い将来を見据える。
成長発育期は体も心も大きく変化する時期です。歯の生え変わり、かみ合わせの変化、顔つきの変化、こころの成長、そして術者との信頼関係。どれもが時間と共に成長・変化していくので、それを予想し経過をみていく必要があります。=定期健診の必要性
単にむし歯を削って詰めるだけの処置ではなく将来を予測した治療と経過観察を行うことで、無理のない治療・こころとからだに負担の少ない治療ができます。(小児期の信頼関係は生涯の健康を維持するうえでの最も重要な要素と考えています。
こいし歯科は小児診療ではほとんど麻酔を使いません。
むし歯の除去は低速の回転器具を使用することが多く、そのため痛みが少なく嫌な音が出にくいので低年齢のお子様でも治療を受けることが出来ます。
すべての疾患には原因があります。特にむし歯は生活習慣病といわれ、日々の生活習慣が疾患の原因となっています。しかしそこで保護者の管理不足を責めるのではなく、共にむし歯菌を減らしていくという姿勢で努力をすることが最良の方法だと考えています。
予防には、『むし歯の予防』・『歯肉炎(歯周炎)の予防』・『歯並びの予防 』の基本の予防があります。
小児歯科には、+(プラス)歯科恐怖の予防=『泣きの予防』があります。
年齢や成長に合わせて行動心理学的に『泣き』を予防することで治療を容易にし、こどもとの信頼関係を築いていきます。
発達心理的にも低年齢児の治療は難しいものです。意思の疎通が困難な場合が多く、歯科診療に恐怖を感じることが多いと思います。ただし、数回の診療のなかで治療の練習をすることで多くのこどもは治療が可能となります。とくに、上手に出来ている他のこどもの治療を見学することが効果的で『モデリング(模倣学習)』し予測や見通しをつける事ができ恐怖を無くすことが出来ます。
そのため私たちは、治療に慣れたお子様の協力の元で、その治療の見学を出来るようにしています。
口をぽか~んと開けて口呼吸をしていませんか?
口呼吸はむし歯や歯周病の大きなリスクになるばかりではなく、歯並び・アゴの骨・顔のかたちに大きく影響します。また就寝時の口呼吸はいびきにつながることも多く、重度の場合は睡眠時無呼吸症候群(SAS)となることもあります。それらによって眠りが浅くなることで成長ホルモンの分泌の低下が心配され、日中の傾眠(ねむたさ)による集中力の低下や学力の低下、重大事故の原因となる可能性があります。
口唇や皮膚の乾燥、アトピー性皮膚炎との関係も問題視されています。
鼻疾患や扁桃腺肥大などで鼻呼吸がしにくい場合は先ず耳鼻科を受診するべきですが、口呼吸を改善することで慢性鼻炎や扁桃腺の肥大が改善することもあります。
改善には普段から口唇を閉じる意識が大切ですが、口腔筋機能トレーニングなどに取り組むことでさらなる改善を期待できます。
こどもに伝えてもらいたいこと(ポジティブイメージ)
~保護者の歯科に対するイメージを変えることでこどもも楽しく受診できます~
1.ネガティブなイメージ |
…おりこうにしないと注射を打ってもらいますよ! じっとしないと痛くされるよ!… |
2.過度の励まし |
…痛くないからね! 大丈夫だからね! もっとがんばれ! … |
1.歯科医師は味方であること |
…先生はキミのことが大好きだよ! 先生も痛いのキライだって… |
2.治療は良い結果をもたらすこと |
…ピカピカになろうね。 かわいくなるよ。 ご飯がもっとおいしくなるよ!… |
3.自分で健康を守ることを 期待しているということ |
…先生もキミが上手にハミガキするのを楽しみにしてるよ!… |
4.診療後はしっかりと褒める |
…よくがんばったね、うれしいよ。またむし歯をやっつけにこようね… |
こどもに伝えたくないこと(ネガティブイメージ)
服装 首まわりの楽な服装が良いです。
予約の時間帯 診療に不慣れな場合、体力・気力のある午前中が良いでしょう。
嘔吐反射の強い場合は食事をとる前にお越しいただくのが安全です。
わたしたちはこどもの健全な成長発育には良く噛める、良く飲み込める、良く話せることが大切だと考えています。
早期に歯並びを予想し、健康な歯並びに導くことで、成長発育の上での様々な障害を予防することができます。
歯並びの予防
機能が“かたち”を決める!
歯並びはこどもの健全な成長発育にとって重要な要素です。
健全な歯並びは「からだ」「こころ」「かお」をつくります。
歯並びを決めるのは咀嚼や呼吸、嚥下などの『機能』です。
早期に機能を修正することで不正な歯並びを予防し、健全な「からだ」と「こころ」と「かお」を成育します。
なるべく早く歯並びの予防を始めることで良い効果を得ることができます。また、将来矯正治療が必要になった場合でも歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。
小児期の矯正
顎の成長をコントロールする!
成長していく過程で必要な場合は、顎の成長を促すために小児期の矯正をお勧めします。
健全な顎顔面骨の成長発育も良い『歯並び・咬み合わせ・顔のかたち』のためには必要です。
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