歯を失ったままにしていると、周囲の歯が傾いてしまったり噛み合わせや歯並びが崩れるなど、口腔機能に悪影響を与えてしまいます。
きちんと噛むことができなくなるだけでなく、唾液の分泌も悪くなり虫歯や歯周病に影響することはもちろん、脳への刺激が薄れ記憶力や老化(ボケやしわ)にも影響してきます。
審美的には、顔の願貌に影響してきます。これは歯があることで顎の骨が保たれきれいな輪郭が形成されるからです。
噛みにくいのですから、食事も美味しく摂ることができません。これが一番大切(笑)
失った歯を再現する治療は、インプラントが登場するまでは入れ歯やブリッジ、差し歯が主流でした。しかし、「よく噛み、咀嚼する」という口腔機能において自然の歯と同じような満足できる治療ではありませんでした。
しかし、「第二の歯」といわれるインプラントが登場しこの問題をほぼ解決してくれたのです。
高齢化社会を迎えた現代、歯の美しさが追求されるようになり、インプラントは歯科治療の主役として多くの患者様の注目を集めています。
私生活でも仕事でも人とのコミュニケーションは欠かせません。そして、少しでも良い印象を与えたいと思うのは私たちの真理でしょう。
インプラントや審美歯科治療で、「笑顔が気にならなくなった」、「笑顔に自信がもてるようになって積極的になった」という話は患者様からよく聞きますし、心理学的にもそういった効果があるようです。
ここで、一般的な1回法によるインプラント治療の流れを紹介します。
インプラント治療の前に
インプラント治療
インプラントを埋め込む手術は、1本あたり10~15分程です。
麻酔の時間は別にかかります。
インプラントとアゴの骨の結合に要する期間は1~2ヵ月です。
骨との結合が確認できるまでは仮歯を入れます。
骨との結合が確認できたら、最終的な歯を装着します。
自分の歯と同じように何でも噛み・食べることができます。
味覚の低下がありません。
周りの歯を傷つけない『最高の保存処置』です。
自然の歯とかわらない美しさです(審美性)。
入れ歯が合わない方に最適です。
歯を抜く場合と同様の手術が必要のため、全身疾患や骨の状態によっては治療できない場合があります。
人工物ですから永久的なものではなく、他の健康な歯に比べデリケートなインプラントは日々の清掃と定期的な検診(メインテナンス)が必要です。
インプラントは手術後2ヶ月後に(仮歯)噛めるようになります。
保険適用外となっています。